やると決めたからには、やらなければならない。ところが、やると決めたことを、ずっと、やりつづけることができない。持続できない時点で、勝負は負けだ。君は、負けたいと思うのか。勝ちたいと思っているのか。勝ちたいと思っているのであれば、負けグセを改めなくてはいけない。当たり前だ。では、そのための方法論はあるのだろうか。
やる気というのは、脳内で『アドレナリン』が出まくっている状態。アドレナリンは生命の危機に対応するためのホルモンなので、当然ずっと続くわけではない。だから、やる気を持続させるのは基本的には不可能なのだ。では、どうすれば、いい。たとえば、ダイエットをしよう!とやる気が出ても続かないのに、毎日好きなゲームをしたり、好きな本を読んだり、好きなことは続けられる。楽しいこと、好きなことは、脳内で快楽ホルモンである『ドーパミン』が出ているようなのだ。
アドレナリンは継続できないが、ドーパミンはむしろ継続を強制する。ドラッグ「依存症」というのは、ドラッグの刺激によるドーパミン依存症。タバコをついつい「すってしまう」のは、タバコによってドーパミンが出るから。タバコに依存しているのではなく、ドーパミンに依存しているのだ。
オリンピックのメダリストたちは、よく『好きだから』と口にする。彼らは、やる気を出しているわけではなく、好きなことをやることでドーパミンが出るので、普通の人には出来ない努力ができるということなのだ。変な言い方になるが、やる気がなくても、ドーパミンが出れば『やりたくてたまらない』状態になって自動的に継続できる。つまり、アドレナリンからドーパミンへ、脳内の仕組みを変えていければ、持続させることも不可能ではない。
おお、ドーパミンっていうのが、すごいことがわかってきた。もう少し研究してみよう。