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心って、なんだろう?

こころの理
miri-nbg / Pixabay

心。人には心がある。その心の働きによって、人間社会は動いている。暖かい心、冷たい心、優しい心、厳しい心、柔らかな心、頑固な心。心は、言葉や態度になって、人の心に働きかけ、その人の心を動かして、また行動や態度となって返ってくる。心とは、相手を思う気持ち。愛おしいと思う気持ち。憎らしいと思う気持ち。心は、ひとりでは生まれない。誰かがいなければ、誰かを思わなければ、心は生まれない。心は、頭で考えることができない。心は、心でしか、感じることができない。心って、なんだろう? あなたには心がありますか? ぼくには心がありますか? 誰かを思うとき、切なくなってしまった。それは心が、きちんと届いていないと感じたから。心と心が通じ合わないと、人はとっても切なく、辛く、寂しくなる。死に至る病、それは絶望。ぼくの心は、ほんとうに相手を思っているのか。相手を思っているぼくを思っているだけではないのか。他人の心は、わからない。そう諦めて、どこかで醒めてしまってはいないか。他人の心は、わからない。でも、わかろうと努力することはできるんだよ。諦めてしまったときから、人間をやめてしまっていることになる。駄目だよ。諦めてはいけないんだ。わからない他人の心。でも、そんな他人を好きになってしまうのも人間だ。わからないから、好きになるということもある。わかりたい。わかりたいけど、わかりあえない。そんな行ったり来たりの不安定なブランコのような精神状態で、それでも、わからないをわかりたいにスイッチオンしたいから、めげずにみんな生きていくんだ。

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