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エンジェルが舞い降りた

こころの理

天使。天からの使いを天使と呼ぶ。その姿は、幼児のかたちをとっていることが多い。天使はとってもポピュラーな妖精だから、誰でも、その容姿を思い浮かべることができるだろう。だが、当たり前だが、ほんとうに天使の姿を見た人はほとんどいない。見たと言い張る人がいれば、精神病者扱いされるに違いない。

そう馬鹿者扱いされるのを覚悟で言い切ってみよう。私は、見た。天使の声を、聞いた。中性的な存在だから、男とか女とかではない。子供のような声ではあるが、言葉そのものを話すというよりも、ダイレクトに頭に訴えかけてくる声のようなものといえばより近いかもしれない。彼彼女、その子は、こう言ったのだ。早く、書きなさい、と。書くことで、あなたは、救われるのだ、と。私は戸惑った。えっ、何を書けばいいのだ。でも、すごく強い確信に満ちたメッセージが私の頭に響き渡った。書くのですよ、と。

もう、そろそろ狂気の世界に一歩足を踏み入れ始めてるのかもしれないが、私は、この匿名のブログに書き続けることを決めた。整理されていない、頭のなかの、カオスを書き続けることで、それがコスモスになっていくのではないか。混沌としたなかから、沸き上がってくる秩序。自らの核がその性質によって形を表していくのではないか。そんな期待を込めつつも、反面、ただの嘔吐を撒き散らかすだけではないかという危惧もある。

天使からのメッセージを受けたとき、時間がもう少ないと感じた。どれだけ集中して、どれだけの言葉を紡ぎだすことができるか。

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