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生きてて、ごめんなさい

こころの理
kalhh / Pixabay

自分は他人と比べて、ちょっと違うところがある。

当たり前だ。人はみな顔が違うように性格も違うのだ。

自分は他人と比べて、普通ではないような気がする。

当たり前だ。100%普通の人間なんて、この世に存在するわけがない。

時に、人は自省の念が芽生えたとしても、

「当たり前だ」と一般論で思考停止してはいないだろうか。

自分は、どれぐらい人と違うのか。どの辺りが普通ではないのか。

あなたは、自分自身の内側をとことん追求してみたことがあるだろうか。

年齢は関係ない。自分は人と何が違うのか。

それをあぶりだすことが、生きる上で大切な作業ではないのか。

個性というと、いい意味にとらえられがちだが、

悪い部分、劣っている点もふくめて、自分が自分であるところの核心を認める。

自分の悪い部分、劣っている部分を知れば知るほど、

こんな人間、生きててごめんなさい、という謙虚な気持ちになる。

逆に、自分の良い部分、優れている部分にフォーカスを合わせると、

とんでもなく傲慢な人間が出来上がってしまうのだ。

人の習性は、知らず知らずのうち、優れている部分を見たがる。

その誘惑に抗って、なおかつ、マイナスをさらけ出すこと。

そういう生き方を、今からでも遅くない、したいものだ。

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