自分は他人と比べて、ちょっと違うところがある。
当たり前だ。人はみな顔が違うように性格も違うのだ。
自分は他人と比べて、普通ではないような気がする。
当たり前だ。100%普通の人間なんて、この世に存在するわけがない。
時に、人は自省の念が芽生えたとしても、
「当たり前だ」と一般論で思考停止してはいないだろうか。
自分は、どれぐらい人と違うのか。どの辺りが普通ではないのか。
あなたは、自分自身の内側をとことん追求してみたことがあるだろうか。
年齢は関係ない。自分は人と何が違うのか。
それをあぶりだすことが、生きる上で大切な作業ではないのか。
個性というと、いい意味にとらえられがちだが、
悪い部分、劣っている点もふくめて、自分が自分であるところの核心を認める。
自分の悪い部分、劣っている部分を知れば知るほど、
こんな人間、生きててごめんなさい、という謙虚な気持ちになる。
逆に、自分の良い部分、優れている部分にフォーカスを合わせると、
とんでもなく傲慢な人間が出来上がってしまうのだ。
人の習性は、知らず知らずのうち、優れている部分を見たがる。
その誘惑に抗って、なおかつ、マイナスをさらけ出すこと。
そういう生き方を、今からでも遅くない、したいものだ。